お宮参りと100日祝いとは?適切な服装の選び方、避けたほうが良い服装
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赤ちゃんの誕生後に行う大切な行事である「お宮参り」と「100日祝い(百日祝い)」。どちらも赤ちゃんの健やかな成長を願うイベントですが、その違いや服装選びについて悩む人は多いです。
二つの行事を安心して迎えられるように、この記事では、それぞれの行事の意味や目的、適切な服装を選ぶポイントを詳しく解説します。
お宮参りと100日祝いの意味とは?
お宮参りと100日祝いはどちらも赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事ですが、意味や目的、タイミングには違いがあります。
●お宮参りとは
お宮参りは、赤ちゃんが無事に誕生したことを神様に報告・感謝し、今後の健やかな成長を祈願するための行事です。一般的には生後30日を超えた後に行います。
●100日祝いとは
100日祝いとは、生後100日前後に行われる「お食い初め」と呼ばれる儀式のことです。赤ちゃんが「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、祝い膳を用意し、食べさせる真似をします。家庭によっては自宅で行うこともあれば、写真スタジオやレストランで記念撮影を兼ねて実施するケースもあります。
●お宮参りと100日祝いは同じ日に行ってもOK?
お宮参りと100日祝いは同じ日に行っても問題ありません。スケジュールや赤ちゃんの体調を考慮して、お宮参りと100日祝いを同じ日に行う家庭が増えています。
二つの行事をまとめて行うと、家族のスケジュールが調整しやすく、また、移動や撮影の手間が減るといったメリットがあります。ただし、一日の間に予定を詰め込みすぎてスケジュールに無理が生じないよう、事前にしっかり準備をしておくことが大切です。
何を着る?お宮参りと100日祝いの服装選び
お宮参りと100日祝いは、どちらも赤ちゃんが主役の行事です。写真にも残る一日なので、「どんな服装が正解か」「場にふさわしい服は何か」と悩む方は少なくありません。次に、赤ちゃんを中心に、家族全員がどのような服装を選ぶべきかを場面ごとに解説します。
●赤ちゃんの服装
赤ちゃんの服装は、まず行事の場の雰囲気と移動の有無を意識して選ぶことが大切です。お宮参りでは神社でご祈祷を受けることが多いため、祝い着(掛け着)や白羽二重の着物、セレモニードレスなど、伝統と格式を感じさせる装いが好まれます。特に祝い着は、赤ちゃんの健やかな成長を祈る儀式にふさわしく、記念写真にも美しく映える人気のスタイルです。
一方、100日祝いでは、自宅やレストランでの食事会が中心となるため、着心地や動きやすさを重視した服装が主流です。例えば、ベビータキシードやドレス、和風デザインのロンパースなどは、お祝いの華やかさを演出しつつ、服を着る赤ちゃんにも負担がかかりづらいです。
同日に二つの行事を行う場合には、お宮参り用の服装で神社に参拝した後、食事会の前に洋装に着替えるスタイルが一般的です。別日に分けて開催する場合には、撮影用に衣装チェンジをしなくて済むため、赤ちゃんへの負担も少なく、自然な表情や雰囲気を引き出しやすいメリットがあります。
いずれの場合も、赤ちゃんの体調や気温、場所の環境に応じて、無理のない衣装選びを心掛けることが大切です。
●家族の服装
家族の服装は、赤ちゃんの装いに調和することを意識して選ぶと、当日の印象に統一感が生まれます。
お宮参りでは、神社という神聖な場にふさわしいフォーマルまたはセミフォーマルな装いが基本です。パパはスーツやジャケットにネクタイを着用し、ママは上品なワンピースや着物などを選ぶと良いでしょう。服装の色味は落ち着いたものにします。
100日祝いでは、開催場所の雰囲気に応じて、より柔らかい印象の服装を取り入れる場合もあります。例えば、自宅やレストランなど比較的カジュアルな場で行う場合は、落ち着いたトーンの服装であれば十分に対応可能です。記念写真を予定している場合は、赤ちゃんを主役に引き立てるコーディネートを意識すると良いでしょう。
また、同日開催の場合は、一日通して着られる、動きやすくて疲れにくい服装を選ぶことも重要なポイントです。特にママは、授乳やおむつ替えに配慮したデザインや素材を選ぶと、当日のストレスを大きく減らせます。
NGな服装や避けたほうが良いスタイルは?
お宮参りや100日祝いの服装選びは、「どこまでがOKで、どこからがNGなのか」判断が難しいと感じる方も多いはず。ここでは、避けたほうが良い服装の代表例を3つのカテゴリに分けて解説します。
●カジュアルすぎる服装
行事の内容にふさわしくないカジュアルな服装は避けましょう。例えば、Tシャツにデニム、パーカー、スニーカーといった日常着のまま参加するのは、お宮参りや100日祝いのようなフォーマルな雰囲気を大切にする場には不適切と言えます。
特に神社でのご祈祷に参加する場合、神聖な空間にふさわしい服装を求められるため、カジュアルな服は浮いてしまうことがあります。たとえレストランでのお祝いであっても、記念撮影を行う場合には「写真に残っても恥ずかしくない服装か?」という視点で選ぶと安心です。
●露出の多い服装
お祝いの場では、肌の露出が多い服装は避けたほうが無難です。具体的には、ノースリーブ、キャミソール、短いスカート、胸元の大きく開いた服などが該当します。露出の多い服装はカジュアルすぎる印象を与えるだけでなく、神社など宗教的な場所ではマナー違反と受け取られる場合もあります。
また、赤ちゃんの世話をする場面も多いため、かがんだときに胸元が見えてしまったり、動きにくかったりする服装は実用面でもおすすめできません。ママの場合は、授乳のしやすさを考慮しつつ、羽織物やインナーで肌の露出を控えめにする工夫をすると安心です。
全体的に「落ち着き」と「清潔感」を意識して服装を選ぶと、好印象を与えられます。
●派手すぎる服装
お祝いの場では明るい印象の服装が好まれますが、過度に派手な服装は場の雰囲気を損ねる可能性があります。ラメやスパンコールの多い服、大きなロゴや原色の多用、アニマル柄・迷彩柄などの強いデザインは、フォーマルな雰囲気にはなじみにくいです。華やかさを出したい場合は、アクセサリーや靴・バッグなどの小物でさりげなく工夫すると上品な印象になるでしょう。
【季節別】服装選びのポイント
お宮参りや100日祝いは、一年を通じてどの季節に行うかによって、服装選びのポイントが大きく変わります。赤ちゃんも大人も快適に過ごすためには、季節ごとの気候に応じた工夫が欠かせません。ここでは、春・秋、夏、冬の3つに分けて、それぞれの服装選びの注意点を解説します。
●春・秋は寒暖差に注意する
春や秋は、昼と朝晩の気温差が大きく、服装選びが難しい季節です。特に赤ちゃんは体温調整が苦手なため、寒暖差に対応できる重ね着がおすすめです。
具体的には、薄手のカーディガンやショール、羽織物を用意しておいて、気温が下がったときに着せられるようにすると安心です。大人も同様に、脱ぎ着しやすいジャケットやストールを持っておくと良いでしょう。
また、日差しが強い日には帽子や日傘で紫外線対策も忘れずに用意します。赤ちゃんの肌は敏感なので、肌触りの良い素材を選ぶことも大切です。
●夏場は暑さと汗の対策を行う
夏のお宮参りや100日祝いでは、何よりも汗による不快感や熱中症を避けることが優先です。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、風通しの良い服装を選びましょう。
赤ちゃんには、通気性の良い薄手のコットン素材や、吸湿速乾性のある服がおすすめです。また、直射日光が当たる場所では帽子をかぶせるようにしましょう。
大人も同様に、涼しく快適な素材の服を選び、なるべく軽装で参加できるようにしましょう。ただし、神社での参拝や写真撮影の際には、見た目のきちんと感も意識した服装選びが必要になるため、汗をかいてもシワになりにくい素材などを選ぶのがポイントです。
●冬場は防寒と重ね着を工夫する
冬のお宮参りや100日祝いは、寒さ対策が重要です。
赤ちゃんには、肌着の上に厚手のロンパースやベスト、さらに外出時には祝い着の下に防寒用のアウターを着せるなど、体温を調節しやすい重ね着が有効です。おくるみやブランケットも活用して、寒さからしっかり守ってあげましょう。
大人も、厚手のコートやストール、手袋などでしっかりと防寒対策を行いながら、参拝や食事会の場にふさわしいきちんとした装いを意識しましょう。重ね着の際は、見た目のバランスを崩さないよう、薄手で暖かい素材を上手に組み合わせることがポイントです。
お宮参りと100日祝いの服装選びはバランスを考えて選ぼう
この記事では、お宮参りと100日祝いの意味や違い、赤ちゃんと家族の服装選びのポイント、避けるべきNG服装、そして季節ごとの服装の注意点について解説しました。赤ちゃんの健康や快適さを第一に考えつつ、行事の格式や場の雰囲気に合った服装を選ぶことが大切です。
服装選びは、一生に一度の大切な行事を素敵な思い出にするための重要な要素です。家族全員で調和のとれたコーディネートを心がけ、赤ちゃんを主役に引き立てる服装を選んで、安心して当日を迎えましょう。
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